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2005.05.14

米国債が発行増にもかかわらず上昇

 米財 務省は今週、総額510億ドルの入札を実施したが債権相場は週間ベースで、4月中旬以来、債券価格が最大の上げ幅となって上昇した。
 国債発行の投入量が市場に増加したことで弱気になる動きが台頭するのが一般的であるが、今回は需給悪化となる動きには至らなかった。
 これにより10年債利 回りは2月以来の最低水準に落ち込んだ。本来なら米ドルから他の通貨に資金シフトする動きが出そうだが、逆に週末まで米ドルが対円で買われ上昇した。
 また、10年物社債利回りはGMの業績下方修正発表を受け て、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は5月5日ジャンク債扱いの格付けに引き下げている。
 この信用格下げとなる根本原因である株価や社債の低迷などの影響で、4月のヘッジファンドの運用成績はマイナス1.75%と、2002年 9月以来で最悪となった見込みになっているようだ。
 多くのヘッジファンドが損失を抱えたとの観測が先週から広がっている。
 このため先読みの投資家は安全な投資先としての債券に注目する向きが増加した結果の債権上昇ともいえそうだ。
 ミシガン大学の消費者マインド指数が予想に反して低下したことは、先行きのインフレ懸念払拭に有効となり、債権が高くなるなる勢いに対する 追い風となった。

 「ヘッジファンドの破 たん」のうわさが起きる場合
    ↓
 事実の確認の有無は問題とはならない
    ↓
 市場の動きはその懸念を先取りして動く
    ↓
 債券相場を 押し上げる

 米連邦準備制度によるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標が年末までに4%に 引き上げられる見方で債券相場の上昇を抑えるとの読みがあることを背景として債券相場が上昇し続けることに懐疑的な見方  もある。
    ↓
 社債市場での動向から、ダウンサイド・リスクがあるとの認識が出てきて、リスクの高い資産を避ける傾向から投資家の資金が安全な投資先とされる国債に流れ債権価格が上昇したことでFF金利上昇のペースは遅れる。
    ↓
 米ドル高の勢いが弱まるが、資金の外貨へのシフト圧力は減少することで極端な動きは制限される。

 

              
   
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