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2006.09.22

エマージング市場の調整

 ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙の19日付け記事

 アマランス・アドバイザーズが巨額の損失を被ったことで既に破綻を表明している。(コネチカット州にある総資産92.5億ドルを預かるへッジ・ファンド HF)。

 モルガン・スタンレーは投資家保護のため同HFへのサポートとしてポジション処理を扱うとされている。

 この件に絡み、あるNY市場関係者は「実はHFの破綻が米ドル売りを意味する可能性が取り沙汰されている」と指摘する。

 破綻の原因はアマランスが、天然ガスを始めとするエネルギーなどで損失を被ったことによる。

 同じエネルギー関連の取引で先物のスプレッドを取ろうにも、前月比▲20%以上も下落している中では、損失を補てんできない。

 この状況下では、最も確実に利益が取れる米株、米国債など米ドル資産及びエマージング市場における資産のポジション解消が進みやすい。

 HF破綻でドル資産売りが進むとなれば、金融市場が「チェーン・リアクション」として米ドル売りを畳み掛けるリスクが潜む。

 また、キャリー・トレードが解消されれば、キャリー通貨だった円が買い戻される展開が予想される。

 シカゴIMMでも円は空前のショートの状況にあり、キャリー・トレードの巻き戻しが入り、円が主導して米ドル安が進行する可能性があるようだ。  

 キャリー・トレードが巻き戻されるリスクは、エマージング市場の政治状況が混乱しつつあるため、以前より高まっている。

 政治状況が混迷し、エマージング市場は調整を迎えつつある。こうした流れも、HF破綻によるキャリー・トレード解消の動きに油を注ぎかねない。

 HF破綻によるキャリー・トレードの解消が加速する場合、安全資産としてドルが選好されるかは微妙な状況だ。

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