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2008.06.28

損害の付回し

 ガルビン州務長官(マサチューセッツ州 米)が26日にUBSを訴追した際に公開されたUBS(スイス 銀行大手)幹部の電子メールで
 UBS(スイス 銀行大手)が

    入札方式証券(ARS)市場

が崩壊し始めていることを認識しながら、個人投資家に販売し、保有する

     110億ドル(約1兆1688億円)相当

の同証券の現金化を図っていたことが明らかになった。

 UBSの地方債部門責任者、デービッド・シュルマン氏の電子メールによると、同行幹部は昨年8月にARSの危険性を認知していた。
 一方で、販売部門を動員し、セールス担当者と数十回にわたって協議し、ARS販売促進の新たなマーケティング資料を配布していた。

 シュルマン氏は8月30日付のメール

     在庫を処分するよう圧力がかかっている

と記述している。

 ガルビン長官は26日、UBSがARS市場が崩壊に向かいつつあることを

      投資家に開示することなく

短期金融証券と同等であるかのように偽って販売したとして訴追した。
 なお、ARSを保有する投資家は現在、換金できない状態にあるという。   

 UBSの電子メールによると、同行幹部は昨年9月にはARS市場からの撤退を検討していたという。これは同行が売れ残ったARSの買い取りをやめる5カ月前のことでありこの点が訴追の対象で重要な部分となっている。
 ARSは通常7、28、35日ごとの定期的な入札で金利を見直していく仕組みを取っており、UBSは入札の不成立を避けるため、最後の買い手の役割を担い、ARSを蓄積していった。
 損害の付け替えとも言うべき行為に対する法的な責任を明らかにすることになると見られる。

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