長期国債の購入など非伝統的な金融政策を取る可能性
バーナンキ議長(FRB)の講演(1日)
場 所 オースティン(テキサス州)
(発言概要)
金融当局が政策金利を一段と引き下げる余地が
限定的なのは明らかだ
と述べ、長期国債の購入など非伝統的な金融政策を取る可能性があるとの考えを示した。
信用危機が緩和したとしても、米経済は
脆弱さがしばらく続くだろう
と指摘し、政策金利をゼロ以下に引き下げることはできないが、次の有効な手段として流動性の供給が残っていると述べた。
現行1%のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を引き下げることはもちろん可能だが、現段階では景気浮揚のために伝統的な金利政策を使用する余地が限定的であるのは明白である。
その上で、流通市場での長期の国債あるいは機関債の大量購入を選択肢として指摘した。
このアプローチはこれらの証券利回りに影響を及ぼし、総需要を刺激するのに役立つとの考えを示した。
あの措置の発表で住宅ローン金利が低下したことは喜ばしいことだと話した。
リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの破たんについて
不可避だった
として、破たんを容認した政府決定をあらためて擁護し、それ以降に将来、起こり得る同じような状況に対処する方法を当局は得たとし、10月に議会を通過した7000億ドル相当の金融安定化法を使ってシティ救済の原資を確保したと説明した。
自由経済の原則を曲げて資金を投入する動きを呼び込むために合えて見殺しにして救済策を通したようにも見える。
また、米国政府は11月24日、米銀シティグループが保有する不良資産3060億ドルについて、損失の一部を負担することを保証した。
米国の経済政策は金融安定と経済成長への多大なリスクに対し
積極的に行動する必要
があると強調した。
FRBのバランスシートについては、最終的には
持続可能な水準に戻す必要
があるものの、それは将来の問題であり、現在の政策目標は金融市場と経済を支援することでなければならないと話した。
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