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2009.01.01

天然ガスの支払いをめぐる問題の協議は決裂

 年中行事化した感のあるロシアがウクライナに供給する天然ガスの支払いをめぐる問題は31日、ロシアとウクライナの協議は決裂に終わった。

 ロシア政府系の天然ガス独占企業ガスプロムのアレクセイ・ミレル社長は、ウクライナのガス当局者との協議後、1月1日の午前10時からウクライナへのガス供給を100%停止すると語った。

 これに先立ちガスプロムは同日、ウクライナが新たなガス契約を1日午前零時までに結ばなければ、同国へのガス輸送を1日午前10時に停止すると発表していた。

 また、この会見では、ウクライナが同国を通過する

     欧州向けガスを没収すると脅迫

したと非難した。

 ガスプロムは、ウクライナのロシアに対するガス債務の一部の

     15億ドル(約1400億円)

が、30日夜にウクライナ政府から送金されたことを認めたものの、債務未払い問題の解決からほど遠い金額しか返済されていないことが明らかになった。  

 ロシアのウラジーミル・プーチン首相は31日、テレビに出演し、ウクライナ政府が欧州向けガスの通過を妨害した場合

     ウクライナには重大な結果

がもたらされるだろうと警告した。

 この重大な結果では、軍事侵攻も考えられるものの同国の産業のほとんどがロシアへの依存によるもので、マージンを取る中間貿易的なものや製品の下請け加工などであり、貿易取引の停止を行えば経済的なダメージは計り知れないこととなる。

 ただ、ロシアがガスパイプラインを利用したドイツなど欧州への天然ガスを供給するといっても、欧州の配給ガス会社へのロシア企業の直接投資等があることから供給を停止することにより大きな収益ダメージとしてロシア側に跳ね返ることとなりかねない。

 そのため停止期間については長く出来ないという事情もあり、動きは限定的になりそうだ。

 ウクライナは外貨獲得のためにロシア製重火器(戦車、ミサイルなど)を武装勢力に売り渡す動きを活発化させてきたこともあり、先月にはソマリアの海賊に戦車を積載した船舶を捕獲される事件が起きている。

   

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