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2009.04.26

豚インフルエンザの拡大は為替相場に深刻な影響が懸念される

 世界保健機関(WHO 25日夜)

 メキシコと米国南部で同じ遺伝子を持った豚インフルエンザが発生し、人から人への大量感染を受けて同日開いた初の緊急委員会の結果

    国際的に懸念される公衆保健上の緊急事態

に当たると認定したと発表した。  

 一方、鳥インフルエンザウイルスなどが変異して発生すると考えられている新型インフルエンザの認定につながる、WHOの警戒水準の引き上げの是非についてはさらに情報が必要だとして決定を先送りした。  

 WHO報道官は緊急事態との認定について

    状況が深刻であるとの強いメッセージだ

と指摘した。

 引き続き各国に対し国内外の監視を続けることを求めたが26日は委員会の開催予定はない。
 ただし、数日後にあらためて開催するとしており、27日以降に警戒水準の引き上げに踏み切る可能性を残した。

 拡大するスピードが速くなっているものの鳥とは異なり空を飛べないため、収束させるには人と物の移動を制限する必要が出てくるかもしれない。ただ、米国 とメキシコの経済的な結びつきは強く航空機や陸路での制限は深刻な経済的なダメージをメキシコに与え国内治安が不安定化することが懸念される。
 メキシコでは麻薬戦争が起きており、カルテルによる支配が強い地域もあり防疫対策は難しい局面が考えられる。

 米国内では航空機を介し一気に広がることが懸念され、万一、拡大する動きになれば米ドルの暴落が起きる可能性すらある。ただ、円が買われ一気に円高が進むかは判断が分かれる。
 工業出荷や穀物の輸入先に占める米国の割合が高いというアキレス腱があり、逆に円の国際価値が大きく低下する危険がある。
 こうした動きになれば、逆に豪ドルやNZドルなどは穀物の輸入先として注目が集まることとなる。地理的な関係からカナダドルは米国内における拡大地域の範囲により判断が割れそうだ。

    

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