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2009.07.12

金融危機の震源は欧州の銀行とは?

 日本銀行リポート (9日)

 世界の資金の流れに焦点を当てるとサブプライム問題を生み出したのは米国だが、資金が欧州の銀行を経由し過ぎていたため危機が一気に世界に拡大したと分析し

   金融危機の震源は欧州の銀行

だったとするリポートが明らかになった。
 ただ、投資家が欧州の金融機関が発行するデリバティブ商品を購入していたとも考えられ、震源地という表現が適切かどうかは疑問だが、このデリバティブ商品にサブプライム関連の債券を組み込みリスク分散させたていたのが相場を崩す要因になったものだ。 

 日銀の金融市場局が国際決済銀行の統計を用い、世界の金融ネットワークを分析したもので英国、スイス、ユーロ圏内の欧州3地域の銀行部門は02年以降、産油国や新興国との取引を拡大し、米国や日本の銀行部門を押しのけ

   世界の資金が集まる最大級のハブ(中継地)

に成長した。  
 このハブでショックが起きた場合、資金のネットワーク全体に瞬時に広がるおそれがあるという。

 サブプライム問題を契機に途上国が資金を引き揚げ始めると、欧州の銀行間で米ドル資金の取引が凍りつき、金利は急上昇した。

 ユーロ圏と英国の銀行が緊密に資金をやりとりしていたため、ショックが両地域間でピンポンラリーのように増幅し、影響は世界各地に広がったという。

 日米欧の中央銀行が昨年秋から金融機関に米ドルを無制限に供給する異例の措置を取ったことで、世界の金融市場は落ち着きを取り戻しつつある。

 リポートでは日米欧のハブに集中的に資金を供給する体制であり、効果的だったと評価しており、対応が集中的に行えたことにより短期間で収束に向かう措置が取れたとも考えられる。

 ただ、債券の急落を引き起こした資金の引き上げはどこから投資されたものかがよく判らない。原油の下落はサブプライムの問題が拡大する段階では上昇する基点でしかならず、高値はこの問題発生から半年以上ものちにバ
レル170ドル台を付けており、それから2月後にリーマンショックが起きている。

 途上国の資金引き上げも実際問題、途上国経由の資金を引き上げたものと考えられるが何処に流れていったのかは説明されていない。
   

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