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2009.08.08

バルチック・ドライ指数は昨年10月末以来の大幅低下となった。

 商品運搬コストの指標で3ヵ月後の経済環境の先行指数のような動きとも考えられる

   バルチック・ドライ指数

は中国向けの石炭や鉄鉱石運搬船の需要が後退したことが要因となり、今週、昨年10月以来で最大の下げとなった。

 バルチック取引所によると、バルチック・ドライ指数は

    2772ポイント
     (前日比-135ポイント、-4.6%)

となった。
 これは週間ベースで17%の下げとなり、昨年10月末以来の大幅低下となった。

 中国の石炭と鉄鉱石輸入は1-6月(上期)に過去最大となり、同指数が今年に一時5倍上昇する要因となったものの、景気回復がやや鈍化してきているようで鉄鉱石と石炭向けの需要が減少している可能性が高そうだ。

 世界経済の後退の影響を回避させるために中国政府が4兆元(約55兆円)規模の景気刺激策を打ち出したことが、需要持ち直しのきっかけとなった。

 なお、2008年におけるバルチック・ドライ指数は7月の高値からリーマンショック後の安値まで92%下落し、指数開始以来の最大の下げを記録した。

 中国の資源国企業への投資や開発資金の提供などの動きが鈍化する気配はほとんど見られず、米ドルが上昇に転じたことで米中戦略対話での懸案となっていた中国が米国債券等で保有している資産の価値上昇となったものの東南アジアや南米等での取引に人民元を使う動きが強まってきていることから、今後、中国が保有米ドル資産を使って企業買収等を行い通貨から現物資産へのシフトを強化する可能性があり、米ドル通貨の機軸通貨としての価値が急落する可能性が次第に高まっていくことも予想される。

 ただ、中国向けの鉄鉱石と石炭の運搬で豪やカナダでの産出されたものを運ぶのであれば航路が短く傭船数が少なくなるため、下落することも考えられる。
 また、中古船舶の取引が景気後退期に活発化しており、ここに中国の新規造船分が市場に出たことで中国の需要を賄うことができれば、市場を通さないで船腹を確保したこととなり指数にはマイナスに働く可能性があり、下げに転じた場合の3ヵ月後の景気鈍化を裏付けているのかはまだ確定的ではないが注意は必要だろう。

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