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2013.03.01

SARS似の新型ウイルス、感染拡大は「時間の問題」!?

 英国健康保護局(HPA)の科学者はロンドンの病院で、カタール人から2012年9月に発見された
   SARS(重症急性呼吸器症候群)ウイルス
に似た
   新種のコロナウイルス(NCoV)
が確認されてから1週間もたたないうちNCoVのゲノム配列を調べ
   「系統樹」
を作成し風邪やSARSのウイルスの仲間であることが分かったもの。

 また、スイスやドイツなどでも直ちに研究が開始され、NCoVがヒトに感染しやすく、SARSの治療薬が有効である可能性があることも判明したものの、いまだ明らかにされおらずウイルスの潜在能力に戦々恐々とした日々が続いている。

 これまで同ウイルスの感染例は世界全体で13件を数えており半数を超える7人が死亡した。

 感染者のうち、6人がサウジアラビアで2人がヨルダンで見つかった。

 そのほか、英国とドイツの感染者には、中東に渡航歴があるか、もしくは渡航歴のある家族から感染した可能性のあることが分かっている。

 

 米国ミネソタ大学感染症研究・政策センターの
   マイケル・オスターホルム教授
はすでに解明されていることも懸念すべきだが、まだ明らかになっていないことに恐ろしさを感じると話す。


 
 

 インペリアル・カレッジ・ロンドンのコロナウイルス専門家
   マイク・スキナー氏
はNCoVの完全な遺伝子配列が分かっており、何の仲間であるかも解明されていると述べたが、不明な点もいまだに多く残されている。  
 同じくインペリアル・カレッジ・ロンドンのインフルエンザウイルス学者
   ウェンディ・バークレー氏
は現時点では、NCoVが拡散していても発病者の数が少ないだけなのか、それとも
   強毒性の新型ウイルス
なのか分かっていないと指摘した。  

 これを解明するには、サウジアラビアやヨルダンといった感染者の見つかった国で、NCoVが比較的軽い症状ながら広範囲に感染している可能性を即座に調べる必要があるという。

 

 スイスにあるカントナル病院の
   ボルカー・ティール氏
は今月、NCoVがヒトの細胞内で効率良く増殖することを示す研究結果を発表している。  

 

 

 昨年9月に最初の感染例の確認にもつながったHPAの研究者による初期の科学的分析では、NCoVに最も近い種は
   コウモリのウイルス
である可能性が高いことが分かった。  
 このウイルスが動物からヒトに感染し、変異していくというのは珍しいことではない。

 例えばエイズウイルス(HIV)や2009年と10年に世界的に流行した豚インフルエンザのH1N1型ウイルスがよく知られている。

 また、独ボン大学の研究チームによると、ヤギが媒介しヒトに感染した可能性もある。  


 ウイルス学が専門である英国のレディング大学の
   イアン・ジョーンズ教授
は、同ウイルスの感染が終息を迎えつつあるとし、研究は結果が出ないまま行き詰まる可能性を指摘した。

 オスターホルム教授はウイルス学はNCoV感染の終わりを示す証拠を何も提示していないと反論した。
 今日においては、世界はウイルスを混ぜる巨大なミキサーのようなものとなっており中東で(ヒトから)発見されたのなら、他の地域でも見つかる可能性はある。それは時間の問題だと話した。

 

 ドイツで治療を受けたカタールの感染者を調べた結果、この感染者はラクダとヤギの飼育場を所有しており、自身が発病する前にヤギ数匹が病気になっていたという。  

 

 オスターホルム教授はこの点に注目し、全ての感染例で
   ある特定の動物が感染源
だと突き止めることができれば、まだ安心できる述べた。

 もしそうだとすれば、感染は
   鳥インフルエンザ
のような散発性のものであり、ヒトはまだNCoVの保有宿主となっていないことを示唆すると指摘した。  

   

 ただ、サウジアラビアとパキスタンに渡航歴のある英国人男性の感染が2月11日に報告されたが、その後間もなくして感染が確認されたこの男性と同じ家族の2人には、中東への渡航歴はなく家族間による感染も明らかになったことで、NCoVがヒトからヒトへと感染し、動物が感染源ではない可能性も出ている。

 

 世界保健機関(WHO)は、この新しい感染例が
   NCoVには持続性
があることを示していると指摘した。

 HPAの科学者も、他のコロナウイルスのようにNCoVが
   飛沫により拡散
し、少なくとも状況次第でヒトからヒトに感染する可能性を示す大きな証拠だとしている。  

 中東地域の科学者や保健当局者にとっては、NCoV感染者を治療し、感染源を突き止めるべく研究している欧州の科学者らとの協力は不可欠となっている。

 

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ひとこと
 保有宿主に人がなるまでは急激な拡大となり大混乱が引き起こされるようなパンデミックにはならない。ただ、哺乳類でも人に近い豚や類人猿等が感染しかけるときわめてリスクが高くなってしまう。

 
 

 

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