第3次ギリシャ救済プログラムを承認
ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)は14日、第3次ギリシャ救済プログラム
総額860億ユーロ(約11兆8700億円)
を承認した。
ギリシャをユーロ圏にとどめる決意を示し、同国の債務返済能力に関する疑念を退けた形だ。
新規の支援は3年にわたって提供される。
なお、ギリシャは約束した経済改革を実行しなくてはならない。
ギリシャは2010年以降、2回のプログラムを通じて合計2400億ユーロ相当の救済を受けた。
ドイツやオランダなどでは今週、対ギリシャ新規支援策の承認について議会で採決を行う。
メルケル独首相率いる連立与党は連邦議会(下院)で安定多数を占めるが、与党会派内の造反議員にとって、議会採決は同首相の危機対応への象徴的な反対姿勢を表明する機会となる。
ユーログループの声明によれば、初回分として約260億ユーロがギリシャに供与さる。
このうち100億ユーロは同国の銀行の資本増強のためのファンドに振り向けられる。
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