、「一つの中国の原則」に深刻に違反?
中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は社説で、安倍首相が戦後70年談話で
「台湾、韓国、中国」
の順で並列して言及したことについて、「一つの中国の原則」に深刻に違反するとして不快感を示した。
社説では、談話は「台湾、韓国、中国」を「隣人」とし、台湾を「国家」と位置づけることは避けたが、韓国を間に挟んで中国と台湾を別々に扱うことは、中国と国交のある国の公式文書では自主的に避けると主張した。
その上で、中国と台湾をめぐる談話の扱いは安倍首相の意図的なもので、中国への嫌がらせだと批判した。
ひとこと
「一つの中国の原則」に深刻に違反するものともいえないものだ。
別段問題ともならない主張ともいえる。
そもそも、日中戦争時には中国大陸に辛亥革命以降の軍閥が抗争を繰り返した結果、一応国民党の中華民国が出来ており、中国共産党の国はまだなかったのが事実だ。
中国国内が混乱しており、匪賊等が横行し略奪等が繰り返されており、治安の悪化が極度に達していた。
江沢民の父親は日本軍の諜報・工作員であったが、匪賊に殺されている。
国民党軍や共産党軍は地域住民からの物資徴発や兵の徴兵補充を強化しており、消耗戦を繰り広げ、戦略と称して堤防を決壊させ数百万人を溺死させ、あるいは田畑を水没させて穀物等が清算できないような暴挙も行っている。
こうした行為に対し、当然ながら抗議し反発する中国人に対しては、公開処刑を繰り返して黙らせる手法が徹底されている。
南京大虐殺というのも、視点を変えれば国民党が更衣兵や督戦隊で市民を殺害したことや、殺害された遺族の報復によるものが大部分だろう。
斬首した首を鳥かごに入れて晒すような風習は日本軍にはない。まして、生殖器等を切り取り殺害をするようなこともないだろう。
更衣兵は軍服を着ておらず、レジスタンス同様の取り扱いになるのはジュネーブ条約の保護対象でもないため、捕虜としての扱いはない。
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