北朝鮮が「戦時状態」入り 、境界線沿いにロケット発射装置を配備。
朝鮮半島では非武装地帯における北朝鮮軍の地雷敷設が韓国兵士が負傷した以降、両国の対応がエスカレートし緊張が高まっている。
21日、北朝鮮から攻撃の警告を受けた韓国が高レベルの警戒態勢を続けている。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は、南北軍事境界線に沿って朝鮮人民軍が「複数のロケット発射装置」を配備し、「戦時状態に入った」と伝えた。
金正恩第1書記は韓国に対し、ソウル時間22日午後5時半までに非武装地帯での
対北宣伝放送
を停止しなければ、さらなる攻撃に見舞われると警告した。
21日の韓国金融市場では株価が2年ぶり安値に下げた。
このほか、通貨ウォンも0.8%安となった。
経済が後退している中国はこうした状況に懸念を表明し、対立が激化しないよう両国に自制を求めた。
北朝鮮外務省は21日、KCNAを通じて発表した声明で「状況は、後戻りできない戦争の瀬戸際にある」と主張し、「わが国は何十年も自制してきた。もはやいかなる者からの自制の呼び掛けも、この状況の改善を助けることはできない」と言明した。
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