バークレイズ 投資銀行の縮小を加速させる方針
フィナンシャル・タイムズ(英紙)は英国銀行大手の
バークレイズ
が米国と英国の中核市場以外の欧州大陸とアジア、中南米のトレーディング業務の多くから撤退し、投資銀行の縮小を加速させる方針と報じた。
同紙が匿名の複数の関係者からの情報を引用して17日伝えたもの。
事情に詳しい複数の関係者によれば、ジョン・マクファーレン会長は大西洋を横断する銀行として
米英の業務に集中
し、債券・株式資本市場およびアドバイザリー部門を強化する方針を示しているという。
なお、米国の金融大手JPモルガン・チェースの元投資銀行バンカーで、バークレイズの次期最高経営責任者(CEO)に来年初めに就任する可能性の高い
ジェス・ステーリー氏
は、投資銀の縮小を加速させる計画を支持し、今後はニューヨークとロンドンの業務に重点を置く考えという。
スイス最大の銀行UBSグループの役員を務める
ステーリー氏
は、資本集約型のトレーディングビジネスを縮小するUBSの取り組みを高く評価している。
イタリアの銀行メディオバンカは、同国でバークレイズが展開するリテール(小口金融)支店網を取得する提案を同行に打診したという。
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