北朝鮮幹部no虐殺の裏に「薬物汚染」のウワサあり。
北朝鮮においては、覚せい剤など違法薬物の乱用が広がっている実態がこれまで各方面から指摘され、女性たちが「覚せい剤ダイエット」にハマっていると言われるほどの退廃ぶりが目に余るともいわれている状態であるという。
米国政府系のラジオ・フリー・アジアによれば最近では、高級幹部までもが覚せい剤を常用していると伝えた。
その報道によれば、5月に粛清・処刑された
玄永哲元人民武力相
も「覚せい剤のやりすぎが原因で処刑された」という噂が、一部で流れているという。
共産主義独裁国家でもある北朝鮮の高級幹部の中には、権力を手にいれれば退廃的な生活を繰り広げてやりたい放題の人間もいる。
また、慢性的な経済難と国際社会からの孤立のせいで、仕事の上では少なからず難題を抱えているため、明日の粛清に慄きストレスも非常に強いという。
故金正日総書記も国民が飢餓に喘ぐ中、王侯貴族のようなぜい沢三昧の生活を過ごした。
その一方で、足元を救いかねない経済の破たん状態に伴う、暗殺などの恐れを持ち、かなりのストレスを抱えていたことが伝えられている。
最高権力者の素行の悪さからくる中間管理職へのストレスは計り知れないものがある。
粛清あるいは更迭説のある
崔龍海(チェ・リョンヘ)党書記
のように、あっけらかんと「変態性欲スキャンダル」の主人公になれる人間の方が少数派かもしれないとのこと。
金正恩時代に入ってからは、父・正日氏の7倍のペースで側近の処刑が行われている。
当然ながら幹部らが日々感じている緊張感は、文字通り死と隣合わせにあるといえ一族郎党が全て処刑の対象となり得るといわれている。
行政分野に従事する共産党の幹部がその有様では、薬物の乱用など止めようもない。
薬物汚染はすでに、子弟の高校生にまで広がっており、北朝鮮当局も取締りに力を入れてはいるが、横やりやもみ消しがあり成果が上がらず、イタチごっこの状況だともいう。
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