12月のFOMC決定に向けマーケットは「神経質」になっている
米国金融当局の中で最もハト派寄りの当局者の1人であるシカゴ地区連銀のエバンス総裁は、1日、ミシガン州イーストランシングで講演、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合を控えて神経質になっていることを明らかにした。
この会合では約10年ぶりとなる利上げが決定されると広く見込まれている。
総裁は今年のFOMCで投票権を持つ。
総裁は、利上げを開始する前に「インフレ率が確実に上向き始める」というより強い確信を持ちたいとの自身の見解をあらためて表明した。
さらに、利上げ開始の具体的な時期にかかわらず、フェデラルファンド(FF)金利が2016年末時点でなお1%未満であることが適切となる可能性が高いと考えられると加えた。
また、利上げ開始後に当局が「将来の利上げを漸進的に行っていく方針を強く、効果的に伝達する」ことが不可欠だと述べた。
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