女性でも躊躇なくぶん殴った中国の「城管」
中国・浙江省温州市の政府職員が道路の清掃員に暴行を加えた動画が15年10月21日にネットに掲載されてひろがり、共産主義の独裁国家としては珍しく党への非難をさけるためか同職員に停職処分が下された。
停職になったのは、都市管理局の職員(城管)で、都市管理局は都市の美観と風紀を損ねるものを取り締まることを主な業務とする政府機関。
これまでも職員が違反者から不法に「罰金」を徴収したり、違反者に暴力を働いたりする問題がたびたび報じられていた。
同市の関連部門によると、トラブルが発生したのは10月19日のこと。
清掃が不十分で城管が清掃員所属の会社に報告するため写真を撮っていたところ、清掃員が不満を抱き、双方がもみ合いになったというもの。
ひとこと
現在暴力を働いた城管は停職し、調査を受けているというが、清掃員の行為にも問題があるようにも見える。
この業務を受け打った企業経営者と都市管理局の関係にも注目したいものだ。
なお、公安の監視が強い中国でこうした映像が流れる意図を勘ぐれば、賄賂を受けとらない清廉潔白な職員を排除するために仕組んだものといったこともあり得るかも。
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