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2021.05.26

節操もない韓国軍の冒険が始まれば、リスクが増える

 
 米国のバイデン大統領と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日の首脳会談で、朝鮮半島の
   完全な非核化
に向けた共同歩調を確認した。だが、米国に束縛されない自主的な南北対話や安全保障政策を望む文政権に対し、
 
 バイデン政権は
   対中国包囲網
への韓国取り込みもにらんでおり、中国の傀儡でしかない韓国政府の思惑の違いがうかがえた。

 
 文氏は首脳会談後の共同記者会見で、現実的アプローチで
   北朝鮮問題
の外交的解決を目指すバイデン政権の新たな対北政策を歓迎した上で
   「非核化の時間表について韓米間に考えの差はない」
と強調した。

 共同声明では、北朝鮮が拒否感を示してきた「北朝鮮の非核化」ではなく、南北双方を含む「朝鮮半島の非核化」という表現が用いられた。
 
 トランプ前大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の合意などの「継承」も確認しており、文政権がこだわってきた条件をバイデン政権が一応受け入れた形だが、北朝鮮への経済制裁履行における韓国企業の石炭等の瀬取り行為や北朝鮮の密漁船が片道燃料のみで主張し遭難名目で帰路の燃料を韓国政府機関等が提供するなどの行為が繰り返されていることに対する韓国政府の対応がザルのままであれば強い姿勢が出てくることになる。

 だが、失政や支持政党の不正などレームダック化して任期1年を切った文氏と対北政策に着手したばかりのバイデン氏では、現実的な「時間表」の差は大きいため、米国政府は北朝鮮との対話も余り急ぐ必要はないのが現実だ。
 
 バイデン氏は「北朝鮮が緊張緩和に向けた積極的な措置を取らない限り金氏とは会わない」と会談では改めて述べており、交渉を急がない姿勢を示した。
 
 
 韓国の次期大統領選挙までの文氏は南北主体の協力策を模索してきたが、米主導の制裁に阻まれ進展せず、北朝鮮は対話自体を拒んでいる状況では四面楚歌に等しい環境にあり、大統領が変われば刑務所に入るのはほぼ確実であり、これまで以上の多数の犯罪行為が明らかになるだろう。

 米韓の思惑のズレを取り繕ったのが、今回、合意した韓国のミサイル能力を制限する指針の撤廃だが、中国や日本を射程距離の範囲に入れる性能を持たせるものだ。
 
 これまで韓国が米国のミサイル技術を導入する条件として1979年に射程や弾頭重量の制限が設けられた。
 その後、徐々に緩和されてきたが、射程800キロの制限が残っていた。
 
 そもそも、対北防衛なら射程800キロで十分であり、指針撤廃で日本や中国、ロシアまで射程に収めることが可能となる。
 「米国にとって中国を牽制する効果が得られる」と韓国メディアは伝えており、バイデン政権は、文政権をさらに一歩、対中包囲網に誘い入れた形だが、別の見方があることも日本は意識すべきだろう。
 
 韓国内では、指針撤廃について米国の「足かせ」から脱する「自主国防」の重要な一歩と歓迎する見方が多いが、背景には日本への軍事侵攻を目論む冒険的な思考が韓国軍部にあるためだ。

  

   

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